日々の診療の中で、親子で見解が異なることがあります。
例えば、親は
・小学生のときから仲のいい友達と言えば1人か2人くらいで、クラスの友達とあまり仲良くしてた印象はない。もしかしたら仲間外れにされていたのかも。人付き合いは苦手だと思う。
・よく図書館で一人で本を読んでいることが多くて。もっと外で遊んだらいいのにと思っていた。
・中学生になって不登校気味なのに、「塾に行きたい」と甘えも出ていて。。。
という訴えなのに対して、子どもは
・よく遊ぶ友達は数人いる。クラスの友達とは普通に話すし、特に困ってることはない。
・本を読むことが好きで図書館によく行く。一番落ち着く場所。職員さんともよく話す。
・ちょっとした体調不良から学校に行けない日が増えた。学校には「行かないといけない」と思うけど、授業で分からないところも出てきたから行くのが億劫になってる。塾に行って「みんなに追いつきたい」と思ってるけど、親はダメだって。。。
(※症例は実際のものから大きく改変しています)
こうした認識のズレが、結果的に不登校の長期化などに繋がることも少なくありません。
正直なところ、早い段階で親が子どもの現状を把握し、親身に相談に乗って親子で解決に向かっていれば、精神科を受診するまでには至らなかったのでは……と感じることもあります。
「子どものことはよく分からないから、学校や医療機関に丸投げ」となってしまう親御さんがいるのも事実です。
だからこそ、日頃から子どもと「日常の出来事を話す習慣」をしっかり作っておきたいですね。

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