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【専門医が解説】子どもの叱り方・声かけ完全ガイド|年齢別の伝え方まとめ

こんにちは、Dr.流星です。

「何度言っても同じことの繰り返し……」

「優しく注意しても聞かないから、つい怒鳴ってしまう」

「子どもを叱るのは必要だけど、どんな言葉を使えばいいの?」

子育てをしていると、こんな悩みに直面することがありますよね。

子どもへの叱り方が難しい理由の一つは、年齢や発達段階によって、理解できる言葉も、自分の行動をコントロールする力も違うことにあります。

例えば、2歳の子どもに長々と理由を説明しても、理解するのは難しいでしょう。一方、中学生や高校生に幼児と同じような命令口調で接すれば、反発につながることもあります。

だからこそ、子どもへの声かけや叱り方は、成長に合わせて変えていく必要があります。

今回は、精神科医としての知識と、父親としての視点も交えながら、0歳から成人までの発達段階に応じた声かけと叱り方を解説します。

家庭で使える具体的な言い換え例も紹介しますので、お子さんの年齢に関係するところから読んでみてください。

目次

子どもを叱る目的は何でしょうか。

私は、子どもに望ましい行動を伝え、自分で適切な判断ができるように支えることが大切だと考えています。

もちろん、危険な行動や人を傷つける行動を止めなければならない場面もあります。

ただ、親が強い口調で怒鳴り、子どもが怖がって言うことを聞いたとしても、それだけで「なぜいけなかったのか」を理解したとは限りません。

体罰や人格否定を避け、行動を具体的に伝える

「叱らないこと」と「何でも許すこと」は違います。

例えば、子どもが友達を叩いてしまったとき。

「そんなことするなんて、悪い子だね!」

と人格を否定する必要はありません。

一方で、

「怒っていたんだから仕方ないよ」

「子どもがしたことだから……」

と、叩く行動まで認めるわけにもいきません。

そんなときは、

「嫌だったんだね。でも、叩くのはよくないよ。嫌なときは言葉で教えてね」

と伝えることができます。

子どもの気持ちを受け止めながら、許されない行動には明確に線を引くのです。

アメリカ小児科学会(AAP)は、2018年に発表した方針声明で、叩くなどの体罰や、怒鳴る・辱めるといった厳しいしつけを避け、肯定的なしつけを行うよう推奨しています。
また、世界保健機関(WHO)も2026年の資料で、体罰と子どもの心身の健康への悪影響との関連を報告しています。
日本でも、2020年4月から、しつけを目的とした体罰の禁止が法定化されています。

叱るときに意識したい4つのステップ

年齢によって言葉の選び方は変わりますが、基本となる考え方は共通しています。

危険な行動を止め、安全を確保する。

叩く、飛び出すなどの危険があるときは、説明よりも安全が優先です。

子どもの気持ちや状況を確認する。

「嫌だったんだね」「どうしたの?」など、年齢に合った言葉で関わります。

望ましい行動を具体的に伝える。

「ちゃんとして」ではなく、「おもちゃは箱に入れよう」のように伝えます。

できたことや改善したことを認める。

「片付けられたね」「順番を待てたね」と、具体的な行動に注目します。

ただし、必ずこの順番で行わなければならないわけではありません。

子どもが激しく泣いているときには、まず落ち着くことを優先して、説明は後にした方がよい場合もあります。

そして、親も人間です。毎回理想どおりに対応できるわけではありません。

大切なのは、家庭に合った方法を少しずつ増やしていくことです。

まずは、各年代のポイントを整理してみましょう。

年齢声かけ・叱り方の基本
0〜2歳安全を確保し、短い言葉と行動で伝える
3〜5歳気持ちを受け止め、具体的なルールを伝える
小学生理由を説明し、一緒に改善策を考える
中学生本人の話を聞き、対話によってルールを決める
高校生自己決定を尊重し、親は相談役になる
大学生・成人本人の判断を尊重し、必要なときに支える

※年齢はおおよその目安です。実際には、言葉の理解、発達特性、気質、生活環境などによって適切な対応は変わります。

0〜2歳|叱るよりも安全確保と短い声かけ

0〜2歳の子どもは、言葉を理解する力や、自分の衝動を抑える力が発達途中にあります。

特に乳児は、親が「ダメ」と注意した理由を十分に理解できません。

そのため、長々と説教するよりも、危険なものから離す、別のおもちゃに注意を向けるなど、行動で教えることが基本になります。

例えば、赤ちゃんがガラスのコップなど割れる物をつかもうとした場合。

「ダメ!危ないでしょ!」

と叱るよりも、

「痛い痛いするから、これは触らないよ。あっちで遊ぼうか」

と声をかけ、安全なものに持ち替えさせます。

もう少し成長して簡単な指示が理解できるようになったら、

「立っちゃダメ!」

だけでなく

「ここではお座りしようね」

という言い換えも使えます。

ただし、本当に危険な場面ではまず「ダメ!」「待って!」と強く制止することも必要です。

例えば、子どもが刃物に触ろうとしたら、まず手が届かないところへ移動させます。

状況が落ち着いてから、

「ごめんね、びっくりしたよね。あれは触ると痛い痛いするから、触らないようにしようね」

と短く伝えれば十分です。

この時期は、普段の関わりも大切です。

赤ちゃんの「あー」「うー」という声に応えたり、指さしたものを一緒に見たり、泣いているときに安心できるよう関わったりすることが、コミュニケーションの基盤につながります。

避けたい対応

  • 怒鳴り声で従わせようとする
  • 長い説教を繰り返す
  • 叩いたり、身体を揺さぶったりする

3〜5歳|気持ちを受け止め、ルールを簡潔に伝える

3〜5歳頃になると、言葉の理解や社会性が発達し、自分の気持ちや希望を以前よりはっきり伝えられるようになります。

その一方で、気持ちを切り替えたり、思いどおりにならない状況を受け入れたりする力は、まだ発達途中です。

「自分で決めたい!」という気持ちも強くなるため、親子で意見がぶつかることがあります。

例えば、子どもが汚れた靴を履いて出かけたがったとしましょう。

「そんな汚い靴はダメ!」

と頭ごなしに否定するよりも、

「その靴を履きたいんだよね。でも、今日はこっちの靴にしようか。靴が汚れていると靴下まで汚れちゃうからね」

と、子どもの気持ちを認めながら理由を説明します。

さらに、

「今日は赤い靴と水色の靴、どっちにする?どっちが今日のお洋服に合うかなー?」

と選択肢を示すのも一つの方法です。

子どもの想像力を利用して、

「この靴のウサギさんも、一緒にお出かけしたいんだって」

と遊びの要素を加えるのもよいでしょう。

もちろん、どの子どもにも通用するわけではありません。楽しく選べる工夫の一つと考えてください。

また、この年代では、望ましい行動ができたときに具体的に認めることも大切です。

例えば、公園で友達との順番を守れたとき。

「順番を守れたね。お友達も遊べてよかったね。パパも嬉しいよ」

と伝えてみましょう。

単に「えらい!」と褒めるだけでなく、何がよかったのかを言葉にすることで、子どもが自分の行動に気づく助けになります。

一方、避けたいのは他の子との比較です。

「○○ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」

という言葉は、子どもが自分を否定的に捉えるきっかけになることがあります。

人と比較するのではなく、その子自身の成長に目を向けることを意識したいですね。

小学生|理由を説明し、自分で考える機会を作る

小学生になると、言葉で説明された理由を理解したり、自分の行動が他の人に与える影響を考えたりする力が育っていきます。

そのため、単に「ダメ」と伝えるのではなく、なぜ問題なのかを説明し、次の行動を一緒に考えることが大切になります。

例えば、友達との約束の時間を守れなかったとき。

「なんで時間を守らなかったの!?」

と叱る前に、まず事情を聞いてみます。

そのうえで、

「連絡がないと、お友達は待っていて困ったかもしれないね。とっても悲しかったんじゃないかな」

「次はどうしたら時間を守れそうかな?」

と問いかけます。

必要であれば、親が一緒に改善策を考えてもよいでしょう。

時計を見て出発時刻を決める、少し早めに準備する、遅れるときには連絡する、といった具体的な方法を練習できます。

また、小学生になっても、できたことを認める声かけは大切です。

「宿題なんてやって当たり前」

と思う日もあるかもしれませんが、

「今日も宿題を終わらせたんだね。続けてできているね」

と声をかけるだけでも、普段から努力を見てもらえていることが伝わります。

もちろん、毎回褒めなければならないわけではありません。

失敗したときだけ注目するのではなく、普段から努力や成長にも目を向けたいところです。

避けたい対応

  • 他の子やきょうだいと比較する
  • 人格を否定する
  • 長時間、一方的に説教する
  • 子どもの事情を聞かずに決めつける

なお、「なぜ叱られたのか説明してみなさい」と求めることも、言い方によっては子どもを追い詰めます。

理解を確認したい場合は、「次はどうしたらよさそうかな?」と、一緒に考える姿勢がおすすめです。

中学生|一人の人格として尊重し、対話を重視する

中学生頃になると、親から自立したい気持ちが強くなり、自分の考え方や価値観を持つようになります。

同時に、判断や感情の調整に関わる脳の働きは、まだ発達を続けています。

こうした時期には、親が一方的に指示するよりも、子どもの考えを尊重しながら、必要なルールを話し合うことが重要です。

例えば、子どもが連絡せずに外出し、帰宅が遅くなった場合。

「何を考えているんだ!勝手なことをするな!」

と怒鳴る代わりに、

「連絡がないと事故に遭ったのかと思って心配したよ。何があったのか教えてくれる?」

と、親の気持ちを伝えながら事情を聞きます。

そのうえで、

「帰宅が遅れるときには、どうやって連絡することにしようか」

と具体的なルールを話し合います。

このとき、本人の話を最後まで聞くことが大切です。

もちろん、本人の希望をすべて認める必要はありません。

特に、安全に関わることでは親が明確な基準を示す必要があります。

ただし、親の意見を押しつけるだけでなく、なぜそのルールが必要なのかを説明し、本人の意見も取り入れながら決めていきましょう。

思春期の子どもへの強い言葉による叱責については、抑うつ症状や問題行動との関連を示した縦断研究もあります。

これは、すべての親子に同じ結果が生じるという意味ではありませんが、繰り返す罵倒や侮辱を避ける重要性を考える根拠になります。

この時期は親も親として成長する必要がある時期なのかもしれません。

高校生|自己決定を尊重し、親は相談役になる

高校生になると、進路、交友関係、生活習慣など、自分で判断する場面が増えてきます。

この頃から親は、細かく行動を管理する役割から、必要なときに助言する相談役へと少しずつ移っていくことが大切です。

例えば、夜更かしが続いている場合。

「早く寝なさい!もうスマホは禁止ね!」

と一方的に命令するよりも、

「最近、寝る時間が遅くなっているみたいだけど、体調は大丈夫?」

「睡眠時間をどう確保するか、一緒に考えてみない?」

と話しかけてみます。

本人が自分で考える機会を作り、必要に応じて支援します。

ただし、本人にすべてを任せればよいということでもありません。

心身の健康や安全に関わる問題では、親が継続的に関心を持ち、状況に応じて適切に関わる必要があります。

また、進路や将来の話は、親の希望と子どもの希望が一致しない場合もあります。

そんなときこそ、まずは子どもが何を考え、何に悩んでいるのかを聞くことから始めたいですね。

「親の考えを伝えること」と「親の考えに従わせること」は違います。

大学生・成人|管理ではなく、必要なときに支える

18歳を過ぎれば法律上は成人となり、生活や進路について本人が決定する場面がさらに増えていきます。

親の関わり方も、それまでとは変えていく必要があります。

もちろん、成人になったからといって、すべての問題を自分だけで解決できるわけではありません。

大学生活、就職、人間関係、生活習慣など、若い成人にもさまざまな悩みがあります。

だからこそ、親は困ったときに相談できる存在であることを意識するとよいでしょう。

例えば、生活リズムが乱れている場合。

「ダラダラしてないで早く寝なさい!」

と命令する代わりに、

「最近、生活リズムが乱れているみたいだけど、体調は大丈夫?」

「何か困っていることや必要なものがあれば、相談してね」

と声をかけます。

本人が支援を求めてきたら、一緒に考えることもできます。

一方、本人から相談されていないことまで細かく監視したり、親の価値観に従わせようとしたりすることは控えたいところです。

過度に保護・管理する、いわゆる「ヘリコプターペアレンティング」と不安・抑うつ症状の関連を調べた研究もあります。

ただし、これまでの研究では、過干渉が直接の原因であると断定できるほど十分な証拠はありません。

親が必要以上に先回りしすぎず、本人が困難を乗り越える機会を尊重することも大切です。

そして、成人した子どもに対しても、努力や成長を認める言葉をかけることはできます。

反応が薄くても、無理に褒め言葉を受け取らせようとする必要はありません。

我が子であっても、一人の大人として、敬意を持って接することを心がけたいですね。

ここまで年齢別の関わり方を紹介してきました。

とはいえ、実際の子育てでは、理屈どおりにいかないことも多いものです。

そんなときに考えたいのが、「叱り方以外に変えられることはないか」という視点です。

同じことを何度注意しても繰り返すとき

「何回言えば分かるの!」

つい口にしたくなる言葉ですが、子どもが同じことを繰り返す背景には、さまざまな理由が考えられます。

例えば、

  • 指示の意味が十分に理解できていない
  • やることが多く、覚えきれない
  • 興味のあることから注意を切り替えにくい
  • 疲れや空腹などで余裕がない
  • やり方は分かっていても、実行する力がまだ育っていない

といった可能性です。

そのため、まずは「何をしてほしいのか」が伝わっているか確認してみましょう。

例えば、

「早く片付けなさい!」

という言葉を、

「まず、このブロックを箱に入れよう」

と具体的に言い換えるだけでも、子どもにとって取り組みやすくなることがあります。

また、声かけだけで難しい場合は、片付ける場所を分かりやすくしたり、やることを絵で示したりする方法もあります。

癇癪を起こして話を聞いてくれないとき

子どもが激しく泣いたり怒ったりしているとき、親も何とか説得しようとしてしまうことがあります。

しかし、強い感情に圧倒されているときには、落ち着いて話を聞くこと自体が難しい場合があります。

そんなときは、無理に説得を続けるよりも、まず安全を確保して落ち着けるよう関わりましょう。

例えば、怒っておもちゃを投げてしまった子には、

「怒っているんだね。怒ってるのはわかるけど、おもちゃを投げるのは危ないから止めようか」

と伝え、まず危険な行動を止めます。(それでも投げ続けることもありますよね)

その後は、子どもの様子に合わせて、そばで見守ったり、刺激の少ない環境に移ったりします。

そして、落ち着いてから、

「さっきは○○が嫌だったんだね。次は怒っちゃった時、どうしようか」

と一緒に考えます。

気持ちを受け止めることと、危険な行動を許すことは別に考え、お互いの安全確保を優先しましょう。

叱り方を工夫するだけでなく、普段から癇癪が起きやすい状況を減らしておくことも重要です。

感情的に怒鳴ってしまったとき

ここまで「怒鳴らずに伝えることが大切」と紹介してきました。

でも、毎日の育児の中で、いつでも穏やかに対応するのは簡単ではありません。

仕事や家事で疲れていたり、何度も同じ注意を繰り返していたりすると、感情的になってしまうこともあるでしょう。

そんなときは、まず親自身が落ち着く時間を作りましょう。

子どもの安全を確保したうえで、少し距離を取ったり、他の家族に対応を交代してもらったりするのも一つの方法です。

もし強い口調で叱ってしまったら、親が落ち着いた後に、

「さっきは大きな声で怒ってごめんね。びっくりしたよね」

と伝えてもよいでしょう。

そして、必要な注意は改めて簡潔に伝えます。

「でも、道路に飛び出すのは本当に危ないから、そこは守ってほしいんだ」

というように、強く怒鳴ったことへの謝罪と、守るべきルールを伝えることは両立できます。

一度失敗したからといって、今後の関わりまで決まってしまうわけではありません。

ただし、怒鳴る、脅す、叩くといった対応を繰り返してしまう場合には、親自身が支援を受けることも大切です。

子どもの行動を改善しようと努力しても、なかなかうまくいかないことがあります。

そんなとき、「しつけが足りないのでは」と考えすぎる必要はありません。

子どもの行動には、発達段階、気質、生活環境、体調、家庭や学校でのストレスなど、多くの要因が関係しています。

発達やメンタルヘルスについて相談したいケース

例えば、次のような状態が続いている場合には、専門家への相談を考えてもよいでしょう。

  • 激しい癇癪や攻撃的な行動が続き、本人や周囲の安全が心配
  • 園や学校、家庭での生活に大きな支障が出ている
  • 指示が伝わりにくい、気持ちの切り替えが難しいなどの困りごとが強い
  • 不安や落ち込み、睡眠の問題なども続いている
  • 親子ともに疲れ切ってしまっている

こうした状態があるからといって、直ちに発達障害(神経発達症)や精神疾患があるという意味ではありません。

小児科、児童精神科、精神科、自治体の子育て相談窓口、学校のスクールカウンセラーなど、状況に応じた相談先を利用してください。

親自身の疲労やイライラが強いとき

子どもの行動への対応と同じくらい、親自身の心身の状態にも目を向けたいところです。

睡眠不足が続いている、気分の落ち込みが強い、子どもに手をあげそうになるほど追い詰められているといった場合には、子育ての方法だけで解決しようとしないでください。

家族や周囲の人に助けを求め、必要に応じて医療機関や自治体の相談窓口を利用しましょう。

こども家庭庁の「親子のための相談LINE」でも、子育てや親子関係について相談できます。

また、虐待の疑いがある場合や、子どもの安全について心配がある場合には、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」に相談できます。差し迫った危険がある場合は、緊急の安全確保を優先してください。

親が支援を受けることも、子どもの安全や安心を守るための大切な行動です。

子どもへの声かけや叱り方には、すべての家庭に共通する唯一の正解があるわけではありません。

同じ年齢でも、性格、発達のペース、家庭環境によって、伝わりやすい方法は異なります。

それでも、基本となる考え方は共通しています。

子どもの気持ちを尊重しながら、望ましい行動を具体的に教えること。

そして、子どもの成長に合わせて、親の関わり方も変えていくことです。

小さい頃は、危険な行動を止めたり、生活の仕方を具体的に教えたりする関わりが中心です。

成長するにつれて、子どもの考えを聞き、自分で判断する機会を増やし、やがては一人の大人として尊重していきます。

私自身、精神科医として子どもの発達を考えるときにも、父親という立場から子育てについて考えるときにも、こうした関わり方の変化は大切な視点だと感じています。

まずは今日、お子さんに伝える言葉を一つだけ変えてみませんか。

「なんでできないの?」を「どうしたらできそうかな?」に。

「早くしなさい!」を「まずはこれをやってみよう」に。

そんな小さな工夫から、家庭に合った声かけを見つけていけたらよいですね。


参考文献・情報源

  1. American Academy of Pediatrics. Effective Discipline to Raise Healthy Children. Pediatrics. 2018;142(6). https://doi.org/10.1542/peds.2018-3112
  2. World Health Organization. Corporal punishment of children and health. 2026. https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/corporal-punishment-and-health
  3. こども家庭庁「体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~」https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/taibatsu/
  4. Centers for Disease Control and Prevention. Tips for Giving Directions. 2026. https://www.cdc.gov/parenting-toddlers/communication/giving-directions.html
  5. ZERO TO THREE. Coping with Defiance: Birth to Three Years. https://www.zerotothree.org/resource/coping-with-defiance-birth-to-three-years/
  6. Wang M-T, Kenny S. Longitudinal Links Between Fathers’ and Mothers’ Harsh Verbal Discipline and Adolescents’ Conduct Problems and Depressive Symptoms. Child Development. 2014;85(3):908–923. https://doi.org/10.1111/cdev.12143
  7. National Institute of Mental Health. The Teen Brain: 7 Things to Know. https://www.nimh.nih.gov/health/publications/the-teen-brain-7-things-to-know
  8. Centers for Disease Control and Prevention. Tips for Encouraging Independence. https://www.cdc.gov/parenting-teens/tips-encouraging-independence/
  9. Vigdal JS, Brønnick KK. A Systematic Review of “Helicopter Parenting” and Its Relationship With Anxiety and Depression. Frontiers in Psychology. 2022;13:872981. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2022.872981

※本記事は一般的な医学・発達心理学の知見を紹介するものであり、個別の診断や治療方針を示すものではありません。

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この記事を書いた人

Dr.流星 – 精神神経学会専門医。精神保健指定医。
現役の精神科医であり、父親として日々子育てに奮闘中。
日々子育てに関連のある医学論文を読み、「科学的根拠に基づいた育児」をテーマに、子どもの心と脳の発達、メンタルケアについて情報を発信しています。現役パパだからわかる子どもの発達に関するリアルな悩みに寄り添いながら、家庭で実践できるヒントも紹介。ガジェット好きでもあり、育児に役立つ家電や子育てグッズを色々と試しています。子育ての悩みを軽減し、家族のメンタルヘルスを良好に保つ…そんな子育てに役立つ知識をお届けしていきます。

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